07/11/29 18:54:40 mmvx9uTw
>>692
日本人とチベット人に多く見られるY染色体YAP+は
アイヌ、沖縄では更に比率が高くなっています。
おそらく、2000年前、3000年前と遡っていけば、
本州においても今よりかなり比率は高かったと推測されます。
なぜなら、YAP+を持つ男性は、生殖率において
非YAP+よりもかなり劣っているからです。
YAP+男性の精子数は、非YAP+男性より2割以上も少なく、
2~4倍も無精子症になりやすいのだそうです。
そうなれば、ある時期に少数の非YAP+男性が存在したとすれば、
2000年後にはその割合は徐々に増加していくはずです。
個人的には、現代人のYAP+の割合が示すのは、その土地のこれまでの孤立度ではないかと考えています。
陸の孤島であったチベット、文字通り島国であった現代の日本にYAP+が残っているのは、
他地域からの人的流入が少なかったことの証左と言えるのではないでしょうか。