07/09/08 08:17:54
米IBM社の元社員らが率いる米EEStor社(テキサス州)は、バッテリー技術の世界に、
長らく待望されていた革命を起こそうとしている。
同社のバッテリーはキャパシタを利用しており、電気自動車の走行距離を、5分間の
充電で約800キロメートルが可能になるよう飛躍的に増加させることができるという。
従来のバッテリーは、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄え、再び電気
エネルギーに変換して使っている。この変換過程に時間がかかるのが、バッテリーの
充電が、場合によっては何時間もかかる理由だ。
その点キャパシタは、エネルギーを電荷として、絶縁された2枚の金属板の間に蓄える。
言わば静電気が今にも放電しそうな状態にするのだ。
最近までは、金属板の絶縁に限界があるため、蓄電できる量はごくわずかだった。
金属板の間で電気が「漏れ」ると、バッテリーの放電が起こる。
では長所は何かというと、短時間で充電ができることだ(それに、放電が速いことも、
用途によっては長所となりうる。カメラのフラッシュなどがその例で、現在でも既に
キャパシタが使われている)。
EEStor社は絶縁体にチタン酸バリウムを用いており、エネルギー密度を通常のバッテリー
の10倍にできると発表している。
この技術は今年中にも実用化され、まずはEEStor社に出資を行なっているカナダの
ZENN Motor社の電気自動車で使用される。
(ニュースソース)
URLリンク(wiredvision.jp)
(関連記事)
「テキサスの新興企業、バッテリーに替わる新技術を発表」
URLリンク(news.yahoo.com)
(関連スレ)
【CNT】カーボンナノチューブを使ったキャパシターを開発 電気自動車の走行に成功
スレリンク(scienceplus板)
キャパシタとは~IT用語辞典
URLリンク(www.sophia-it.com)
コンデンサ~Wikipedia
URLリンク(ja.wikipedia.org)
依頼スレ653さんからの依頼です。