07/09/06 21:20:15 BE:144887876-2BP(135)
Nature HIGHLIGHTS
Nature vol.449 (7158), (6 Sep 2007)
Cover Story:
URLリンク(www.natureasia.com)
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乗り物が加速・減速したり曲がったりするときに感ずる引力や遠心力は、「慣性」の物理的現れ
である。慣性は外力が働かないときに、物体を静止状態に保ったり、あるいは直線上を等速
移動させたりする。一般にニュートンの運動の第一法則で定義される「古典的」慣性の性質や、
アインシュタインの一般相対論によれば、自転する質量に伴うとされる慣性系の引きずりは、
長い間物理学者を魅了してきた。
今週号のReview ArticleでI Ciufoliniは、慣性系の引きずりの研究における、地球周回人工衛星が
行った測定に基づく最近の進歩について考察している。表紙は、NASAの GRACE計画で測定された
精密な重力値を用いた、全地球重力ポテンシャルモデルEIGEN-GL04Cから導かれた重力異常を
示している。地球の自転は空間、そして時間までも引きずっており、壮大な尺度の慣性系の引き
ずりを示している。
Dragging of inertial frames
Nature 449, 41-47 (6 September 2007) | doi:10.1038/nature06071
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