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謎の免疫不全の遺伝子特定 医歯大、早期診断が可能に
肺炎などを繰り返す免疫不全症なのに、免疫が過剰に反応する重いアトピー性皮膚炎の
症状も出るという不思議な先天性疾患の原因遺伝子を初めて特定したと、烏山一・東京医科
歯科大教授らの国際チームが、5日付で英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
「高IgE症候群」と呼ばれるまれな疾患で、40年以上前に見つかっていたが原因は謎で、
有効な治療法もなかった。チームは「遺伝子特定で早期診断が可能になり、感染症予防の
手が打てる」としており、将来の遺伝子治療開発にも道を開く成果だという。
チームは、患者から採った血液の免疫細胞にさまざまな刺激物質を加え、反応を遺伝子
レベルで分析。異常な免疫反応には「STAT3」という遺伝子が関与している可能性をまず
突き止めた。
(共同)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
Dominant-negative mutations in the DNA-binding domain of STAT3 cause hyper-IgE syndrome
Nature advance online publication 5 August 2007 | doi:10.1038/nature06096
URLリンク(www.nature.com)