07/07/27 22:43:16 BE:72444637-2BP(135)
【ワシントン25日AFP=時事】肥満は社会的に伝染する現象であるとの研究結果が、
25日発売の「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メデシン」に発表された。
米ハーバード、カリフォルニア両大学の研究者が発表した。
研究によると、肥満の友人を持つ人は、自身も肥満になる確率が57%増大する。
研究は友人や親戚関係を中心として、1万2067人を対象に1971年から2003年
までに行われ、この32年間の対象者の体重の推移をモニターした。
研究者はその結果として、1人の人の肥満は身近な人の体重増加に影響を与える
との結論に達した。研究者は、もりもり食べている人を見ることによって、見ている人
の食べることをつかさどる脳の部分が刺激を受けるようだとしている。
また研究は、さらに「伝染性」が強いケースがみられたと指摘している。同性の友人
や兄弟、姉妹の場合で、異性の場合よりも体重の増加への影響が強かった。
伴侶が肥満になった場合は、夫もしくは妻が肥満になる確率は37%増加したという。
研究者はしかし、この結果は逆に言えば、1人の人が健康的な食事や運動で肥満を
防げば、他の人の肥満を防ぐことにもなると指摘している。
〔AFP=時事〕
URLリンク(www.jiji.com)
The Spread of Obesity in a Large Social Network over 32 Years
The New England Journal of Medicine, Volume 357:370-379 July 26, 2007 Number 4
URLリンク(content.nejm.org)