07/07/12 16:14:50
サンゴの肉がはがれ、骨格がむき出しになるホワイトシンドロームと呼ばれる病気の進行を
食い止めようと、沖縄県・慶良間(けらま)諸島の海中で11日、県知事の許可を得た地元の
ダイバーらがサンゴの病変部を切除する「緊急手術」を実施した。
この病気は、沖縄では03年ごろから目立つようになった。発症したサンゴは、表面に白い帯が
現れる。帯は1カ月に平均20センチの速さで進み、最終的には群体を死滅させてしまう。
感染症の一種とみられるが、原因となる細菌やウイルスなどは特定されていない。
緊急手術は、地元のダイビング関係者らでつくる慶良間海域保全連合会が計画した。この日は、
プロダイバーら14人が、同諸島・安室(あむろ)島沖の水深10メートル前後に潜水。病気を発症
したミドリイシ類のテーブル状サンゴ7群体(直径1.5~2.5メートル)の病変部分計約80キロを
ハンマーで切除し、回収した。今後も定期的に切除作業を進める。
同連合会は1月に試験切除を行い、病変部の白い帯とその周辺を一緒に切り取れば、約6カ月
たっても病気が再発しないことを確認している。
同会参事の入川暁之(いりかわ・あきゆき)さんは「病変部の切除は、あくまでも病状を悪化
させないための対症療法だ。今後は、切除したサンゴの経過観察をしながら、科学者と協力して
原因究明も進めたい」と話している。
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