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赤外線反射の省エネガラス
冷房効率を大幅向上
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は25日、日射のうちの熱を運ぶ赤外線を
半分以上反射する省エネガラスを開発したと発表した。可視光は80%以上通すため
窓ガラスとして利用でき、紫外線もほぼ遮断するという。夏の日中、建物に入る熱の
約70%が窓からとされており、冷房効率の大幅向上が期待できる。
研究チームはガラス表面に酸化チタンと酸化ケイ素のそれぞれ厚さ数十ナノメートル
(ナノは10億分の1)の薄膜を何層も張り付け、赤外線の中でも多くの熱を運ぶ750-
1000ナノメートルの波長だけを反射させることに成功した。
既存の熱線反射ガラスの反射率(約30%)に比べ高性能。ハーフミラーガラスは
同程度の反射率だが、可視光も通さないため暗くなる欠点があった。
直射日光を受けた際の温度を測定した結果、このガラスの室内表面は通常のガラス
よりも1・5度低かったという。
(共同通信)
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
産総研プレスリリース
日射熱を反射するクールなガラス
URLリンク(www.aist.go.jp)