07/05/24 20:42:24
【テクノバーン 2007/5/22 05:34】今から約1万3000年前の氷河時代末期の北米大陸に巨大な
隕石が落下し、空中で大爆発を起こした可能性があることが近く、メキシコで開催される学術
会議の席上で米カリフォルニア大学のジェームズ・ケネット教授によって研究発表される見通しと
なったと、21日付けの英BBC放送は報じている。
ケネット教授を中心とする研究グループは、全米の20箇所の地点の地層から隕石が爆発した際に
生じる非常に小さなガラスやダイヤモンドや、自然界では非常に珍しいイリジウムなどを発見。
それらが見つかった地層や分布状況から判断して今から1万2900年前に最大で直径が5kmの
隕石などが落下し、その隕石は地表に到達する前に空中で大爆発を起こしたのではないかと
見ている。
この隕石の大爆発の影響により、地表では広範囲に渡って火災が発生。また、火災が収まると
舞い上がった噴煙の影響で太陽光が遮断され、その後1000年間にわたって続いた地球規模での
気候冷却の原因になったのではないかとも推論している。
北米大陸にはマストドンやマンモスなどの象が存在していたことが知られているが、これらの
大型哺乳類が絶滅したのもこの隕石の爆発による影響ではないかともケネット教授はBBCの
インタビューに応えて述べている。
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