07/05/09 13:28:21
地域から出るもみ殻や間伐材からエタノールを作り、その地域内を走る自動車燃料に使う
「地燃料システム」を研究する東大などのバイオマス(生物資源)研究グループが、
上水内郡信濃町柏原に建設していた実験棟が完成、11日に一般公開する。実験棟では、
09年3月末までの予定でエタノールを生産し、生産量やコストなどのデータを収集。
「地域完結型」のエネルギーシステムの可能性を探る。
実験棟は鉄骨平屋で、350平方メートル余。生物資源を細胞レベルまで細断できる機械、
発酵・糖化させるステンレス製のタンク、純度94%以上のエタノールを生産できる蒸留装置を
備える。研究グループによると、200キロのもみ殻から約60リットルのエタノールができ、
生産過程で出る「かす」も肥料として活用できるという。
建設費は、文部科学省の補助を含め4000万円。昨年12月に稼働を始めたが、
積雪のため3月末まで閉鎖していた。
実験には、資源の収集などで地域の協力が不可欠なことから、研究グループは11日、
多くの住民に関心を持ってもらおうと実験棟を公開。完成式の後、午後1時40分から
見学会を開き、エタノール車による実演走行も行う。午後4時からは、同町総合会館で、
研究内容の説明会や、地球エネルギーや環境に関する講演会も開く。
URLリンク(www.shinmai.co.jp)
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