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温暖化で1日が短く?地球の自転に影響…独チーム予測
【ワシントン=増満浩志】地球温暖化によって世界の海水の分布が変わり、地球の自転が
速まるという予測を、独マックスプランク気象研究所のチームがまとめた。
大気中の二酸化炭素などがこのまま増え続けた場合、2199年には1日の長さが10万分の
12秒短くなるという。米専門誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」に掲載された。
海水は温暖化によって体積が膨張するが、緯度や水深、海底の地形などによって、
水量が増える所と減る所がでてくる。研究チームが計算した結果、海水は全体として南半球から
北半球へ移り、特に北極海沿岸の浅い海域で増えることが分かった。膨大な海水の重みが、
地球の自転軸に近い位置へ移動することになるため、自転が速まるという。
計算は、世界が今後、温暖化防止よりも経済重視で推移すると仮定した「気候変動に関する
政府間パネル」(IPCC)のシナリオに基づいて行われた。
(2007年5月4日19時15分 読売新聞)
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