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鳥インフルの新ワクチン開発 サルでは効果確認
ウイルスの遺伝子が自然に組み換わる「遺伝子再集合」という方法で鳥インフルエンザの
ワクチンを作り、カニクイザルの実験で効果を確かめたという研究結果を北海道大と滋賀医大が
30日までにまとめた。医薬品メーカーなどと協力、ヒトで安全性を確かめる試験を進める。
世界で170人以上が死亡しているH5N1型ウイルス用に作った。
日本では、遺伝子の一部を人為的に組み換える操作で開発されたワクチンが国に承認申請され、
審査中だが、厚生労働省は「新型インフルエンザ対策の選択肢が広がる」と話している。
遺伝子再集合で既に、HとNの組み合わせで135種類あるウイルスの大半を作っており、
新たな種類が流行しても短期間でワクチン開発に取り組むことができるという。
喜田宏北海道大教授(ウイルス学)らがワクチンを開発、小笠原一誠滋賀医大教授(免疫学)らが
実験した。
【遺伝子再集合】 宿主に2種類のインフルエンザウイルスが同時に感染した際、増殖する過程で
遺伝子の一部で組み換えが起き、新しいウイルスができること。
人から人に感染する新型ウイルスができる原因の一つで、過去に大流行したインフルエンザは、
ブタの体内でヒトと鳥のインフルエンザが遺伝子再集合した可能性が指摘されている。
(2007/05/01 08:55)
産經新聞
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