07/04/27 22:39:40
●ポイント
・ 金属ナノ粒子を利用して、反射防止機能をもたらすナノ構造付のレンズ金型を作製した。
・ 複雑な形状や大面積の金型にもナノ構造を付けることができる。
・ この技術により反射防止機能をもつレンズや液晶パネル、自動車のメータパネル等が
低コストで供給可能になる。
■ 概要
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)近接場光応用
工学研究センター【研究センター長 富永 淳二】スーパーレンズテクノロジー研究チーム
栗原 一真 研究員、中野 隆志 研究チーム長は、伊藤光学工業株式会社【代表取締役社長 伊藤 寛】
(以下「伊藤光学工業」という)と共同で、東海精密工業株式会社(以下「東海精密工業」という)の
協力を得て、金属ナノ微粒子を利用して、ナノ構造による反射防止機能を付与したレンズの
大量生産技術の開発に成功した。
開発した反射防止機能付レンズ生産技術は、真空プロセスのみで形成したナノ粒子をマスクとして
利用し、エッチング法によりナノ構造を付けた金型を作製する方法であり、複雑な形状の金型表面にも、
反射防止機能を付与するナノ構造を作製することができる。また、本技術を用いて作製した金型は、
射出成形に利用できるため、高性能レンズを大量生産することが可能になった。
本技術を用いることにより、従来レンズの反射防止機能付与に必要であった多層膜をコーティングする
工程が生産プロセスから無くなるため、レンズ単価の一層の低価格化が予想される。また、従来法では、
実現できなかった曲率半径の小さいレンズ等の高性能化も期待でき、昨今需要の増している
コンパクトカメラやカメラ付き携帯電話への応用が見込まれる。
なお、4月25日~27日にパシフィコ横浜にて開催されるレンズ設計・製造展2007にて、サンプル品の
展示をシム・オプチカル株式会社のブースにて行う予定である。
(>>2-以降に続く、画像等の詳細はソースを御参照下さい)
ソース:産業技術総合研究所
URLリンク(www.aist.go.jp)