07/03/23 17:21:31
アレルギー性の皮膚炎などの病気で炎症の引き金になるたんぱく質を大阪大学の
研究グループが発見し、将来、病気の治療につながる可能性がある成果として
注目されています。この研究成果はイギリスの科学誌「ネイチャー」のオンライ ン版
に22日に掲載されます。
研究を行ったのは大阪大学微生物病研究所の菊谷仁教授らのグループです。
金属アレルギーなどの皮膚炎や関節リューマチでは、細菌などから体を守る免疫が
過剰に働いて強い炎症が起きるとされています。研究グループは、免疫の働きをする
「T細胞」と呼ばれる細胞の表面に炎症が起きるときに現れる「セマフォリン7A」という
たんぱく質に注目しました。
研究グループがこのたんぱく質の遺伝子がないマウスの耳に皮膚炎を引き起こす
化学物質を塗って実験したところ、ふつうのマウスと違って耳はほとんど腫れず、この
たんぱく質が炎症の引き金になっていることがわかったということです。
また、免疫の働きが原因で起きる難病の多発性硬化症についても調べたところ、正常な
マウスは2週間で症状が悪化したのに対し、たんぱく質の遺伝子がないマウスは軽い
症状で済んだということです。
研究グループの菊谷教授は「このたんぱく質の働きを抑えられれば、関節リューマチ
などさまざまな炎症性の病気の治療につながる可能性がある」と話しています。
依頼スレ>>181さんの依頼に基づき立てました。
スレリンク(scienceplus板:181番)
ソース:NHKオンライン 3月22日 4時29分 地域
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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