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「燃える氷」などとして新たなエネルギー源と注目されるメタンハイドレートが気泡のように
なって海底から浅海まで上昇する現象を、東京大などの研究チームが世界で初めて発見し
2日、映像を公開した。
メタンハイドレートは、メタンと水がシャーベット状に固まった物質で、低温・高圧の場所に
分布する。
研究チームは、メタンハイドレートの存在が知られている新潟県上越市の北約30キロの
日本海を無人探査機で調査した。その結果、メタンは海面下約900メートルの海底から
噴出直後に、低温・高圧の海水と反応。直径5~10ミリのメタンハイドレートができて上昇し、
水深250メートル付近でメタンが海水に溶け込むことが分かった。海水に溶け込んだメタンが
大気中に放出されることで地球温暖化に影響を与えている可能性もある。
メタンは通常、噴き出してもすぐに海水に溶け込んでしまう。しかし、日本海では水深250
メートル付近で急に水温が下がり始め、海底付近では0.2度という他海域でまれな冷水の
ために起きた現象と考えられる。
毎日新聞
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