07/01/12 10:01:44
皮膚に寄生し増殖するとカエルやサンショウウオなどの両生類を90%以上の高率で殺す
真菌(カビ)「ツボカビ」に感染した例が昨年、関東地方の飼育カエルで国内で初めて確認
されていたことが11日分かった。
ツボカビはオーストラリアや中米などでのカエル激減の主因とされ、世界自然保護基金
(WWF)ジャパンや日本野生動物医学会などは13日に「緊急事態宣言」を出す予定。
「いつもと様子が違うと感じたら獣医師に相談してほしい。治療も可能なので、感染が
疑われるカエルは絶対に捨てないでほしい」と呼び掛けている。
ツボカビは人間を含む哺乳(ほにゅう)類や鳥類、爬虫(はちゅう)類には感染せず危険は
ない。しかし、両生類への感染力は強く、ペット用などとして国際取引や移動が増えている
ことが感染拡大につながっているという。研究者らは「感染が野外に広がると根絶は不可能。
カエルの大量死が引き金となって、他の動物の絶滅につながりかねない」と指摘している。
鑑定した麻布大(神奈川県)の宇根有美・助教授(獣医学)によると、感染が確認されたのは、
国内繁殖とみられる南米原産のカエル複数種。別の外国産カエルを購入して同じ建物で
飼い始めたのを契機に発症し、死ぬ例が相次いだ。
47news(共同通信)
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