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東京大は27日、リボ核酸に関する論文に捏造疑惑を持たれた多比良和誠・工学系研究科教授と、
論文の主執筆者の川崎広明助手の2人について「大学の名誉と信頼を著しく傷つけた」として、
同日付で懲戒解雇処分にしたと発表。東大の懲戒処分は懲戒解雇、諭旨解雇、停職など6段階あり、
最も厳しい処分となった。
会見した浜田副学長は「自白や物証が得られず、捏造という判断はしていないが、論文に信ぴょう性
認められない」と説明した。
東大によると、多比良教授は、実験の妥当性や得られたデータを確認せずに、
責任著者として信ぴょう性のない論文を多数発表。
川崎助手は、実験ノートをつけていないことや、大学の調査委員会に捏造したデータを提出した。
この疑惑は、同教授らが発表した論文に関し、日本リボ核酸学会が東大に調査を要請し発覚。
(共同)
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