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北里研究所など四つの国内ワクチンメーカーは17日、新型インフルエンザの流行初期に
効果が期待される新たなワクチンについて、今年度中に大規模な臨床試験を終え、
来年前半にも製造承認を申請すると発表した。
新たなワクチンは「プレパンデミックワクチン」と呼ばれ、鳥インフルエンザウイルスから分離、
弱毒化して製造する。本格的なワクチンは新型インフルエンザ発生後に開発に着手、
製品化には最低半年かかるといわれる。今回のワクチンはそれまでの間の対応を想定している。
厚生労働省は1000万人分の備蓄を目指している。
メーカーは04年から開発を始め、今年7月末までに360人を対象に臨床試験を終えた。
5マイクログラム(マイクロは100万分の1)のワクチンを2回接種したグループには、70%以上に
抗体の上昇がみられたという。
安全性については、突発性難聴が1例あったほか、悪寒や頭痛、発熱などが一部に見られたが、
ほとんどは注射部位の局所反応で、大きな問題はなかったとしている。
メーカー側は「各国で開発中のワクチンに比べ、少量で免疫ができるところが優れており、
新型への予防効果が期待できる」と話している。
朝日新聞
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