06/01/31 20:59:28
大豆に含まれ、女性ホルモンに似た作用のある化学物質「大豆イソフラボン」について、
食品安全委員会新開発食品専門調査会(上野川修一座長)は31日、
厚生労働省の特定保健用食品(特保)として日常の食事とは別に摂取する場合は、
1日の摂取量を30ミリグラム程度に抑えるべきだとする評価書案を大筋でまとめた。
ただし、「(一般の)大豆食品の安全性を問題にしているわけではない」とし、
特保として上乗せ摂取する場合の評価であることを強調している。
大豆イソフラボンは、豆腐や納豆などに含まれる。評価書案によると、
乳がんや骨粗しょう症の予防効果があるといわれる。一方で、
乳がん発症や再発のリスクを高める可能性なども考えられるため、
調査会が摂取上限の目安を審議していた。
調査会には、食べ物からの摂取量が平均的な閉経前の日本人女性21人に
大豆イソフラボンを1日約57ミリグラムずつ追加摂取させると、
血中の女性ホルモン濃度が約3割低下したなどの試験結果が提出された。
調査会はこのデータなどから、特保として上乗せ摂取する場合の安全な上限値を
57ミリグラムの約半分の約30ミリグラムと設定した。
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