06/08/22 19:53:37 meEtW5pZ
長崎市内の市立中学で04年3月、2年生の男子生徒が校舎から飛び降りて自殺する
事件があり、生徒の両親が近く、市の管理責任を問い、9000万円余りの損害賠償を
求める民事訴訟を起こす。両親は「原因は生徒指導では」と同市教委に訴えてきたが、
納得のいく回答が得られていない。県内ではその後、中高生の自殺が多発。「教育が
変わらなければ同じことが繰り返される」と決意した。
自殺したのは安達雄大君(当時14)。04年3月10日、校内でたばこを持っているのを
担任の男性教諭に見つかり、生徒指導中に「トイレに行きたい」と教室を出て、校舎4階
から飛び降りた。
市教委の調査で、雄大君は狭い掃除用具入れの中で担任に注意された後、真っ暗な
多目的教室に連れて行かれたことが分かった。多目的教室に「オレにかかわるいろんな
人 いままでありがとう」という遺書が残されていたが、密室で何があったかは不明だ。
両親は第三者機関による調査を求めたが、市教委は担任からの聞き取りなどをした
だけで「指導と自殺の因果関係はない」と結論づけている。
母親の和美さん(44)は「自殺の原因は、思春期の子どもを追いつめるような指導では
ないか。裁判は長期化も予想されるが、雄大が残した死の意味を生涯をかけて訴えなけ
れば」と話している。
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