07/11/12 08:51:34
★再び暴力の暗い影に覆われるイタリアサッカー界
現地11日にラツィオのサポーターが銃で撃たれて死亡した事件を受け、イタリアは国中で
大騒動となりセリエAの数試合が中止に追い込まれるなど、同国サッカー界は再び暴力の
暗い影に覆われている。
亡くなった26歳のガブリエレ・サンドリ(Gabriele Sandri)さんは、11日に行われる予定だった
インテル戦を観戦するためにサポーター数名と車でミラノに向かう途中に、イタリア中部
トスカーナ地方アレッツォの高速道路のサービスステーションでユベントスのサポーターと遭遇。
騒ぎとなり警察が介入した際、当局の表現では「悲劇的な過失」によりサンドリさんは車の中で
座っていたところを警察に首を撃たれて死亡した。
2006-07シーズンに暴動により警官が死亡するなど暴力事件が多発したことを受け、イタリア
政府は暴力行為の撲滅を目指し国内スポーツのセキュリティーを監視する団体「The National
Observer for Sporting Events」を新たに設立。同団体は暴力行為が70%減少したと
主張していたが、サンドリさんの事件によりその成果は大きな打撃を受けることになった。
なお、アレッツォ警察のVincenzo Giacobbe氏は、「サポーター同士の諍いとは認識して
いなかったが、重大な結末に至ることのないように警察は2つのグループの小競り合いを
止めるために介入した」と語っている。
2007年11月12日 06:47
URLリンク(www.afpbb.com)