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ブッシュ米大統領は、「グローバリズム・アンチ・セミティズム・レビュー・アクト
(全世界反ユダヤレビュー法)」 に署名した。日本のマスコミは、米国のこの
法律の制定について、なんらの報道もしていない。
A・C・ヒッチコックによれば、ある人物が反ユダヤ的と見なされるための条件は、
次の十四項目であると言う。
(1)ユダヤ社会が政府、マスコミ、国際ビジネス世界、金融を支配しているとの主張。
(2)強力な反ユダヤ的感情。
(3)イスラエルの指導者に対する公然たる批判。
(4)ユダヤの宗教を、タルムード、カバラと結び付けて批判すること。
(5)米国政府と米国社会が、ユダヤ=シオニストの影響下にある、との批判。
(6)ユダヤが、グローバリズムまたはニューワールドオーダーを推進している、との批判。
(7)ユダヤ指導者などを、イエス・キリストの十字架刑の故に非難すること。
(8)ホロコーストの犠牲者を六百万人の数字をなんらかの程度で切り下げる主張。
(9)イスラエルは人種主義的国家であるとの主張。
(10)シオニストの陰謀が存在すると主張すること。
(11)ユダヤとその指導者たちが共産主義、ロシア革命を造り出した、とする主張。
(12)ユダヤ人の名誉を毀損する主張。
(13)ユダヤ人には、パレスチナを再占領する聖書に基づく権利はない、との主張。
(14)モサドが9.11攻撃に関与したとする主張。
これは実に驚くべき「法律」ではないか。この法律を執行する任務は、国務省に
与えられたと言う。米国政府は、この法律にもとづいて、全世界を監視する、と。
つまり、米国政府は、世界中の全人類に対して、ユダヤ=シオニスト=シオニズム
を批判するいかなる人物も、犯罪人である、と宣告するわけである。
大ざっぱに言えば、この米国の全世界反ユダヤ監視法のような法律から見て、
「犯罪人」に充満している国は、ロシアやイスラム世界の或る部分と成るであろう。
これでは、言論の自由もへちまもない。これは、オーウェルの「一九八四年」の
世界そのもの、としか言いようがないであろう。