07/09/25 12:04:10
豪準備銀行（ＲＢＡ、中央銀行）のバタリーノ副総裁は２５日、金融改革と
経済安定を背景に家計の負債が一段と増加するとの見方を示し、これによって
家計が経済ショックおよび金利上昇にさらされるリスクについて警告した。
副総裁は一方で、全体的な家計部門は引き続き良好だとし、家計の負債増加を
受けても豪国内の銀行は過剰なリスクにさらされていないと述べた。
副総裁は講演で「家計の負債の増加はこの先も続く可能性がある」とし、
「これまでは中高年の高所得者層を中心に、負債が大幅に増加してきた」と
語った。
豪国内の家計の負債は、住宅ローン借り入れ増加を主因とし、ここ５年間で
２倍以上に増えて１兆ドルを超えた。
家計の負債が増加する一方で、ここ１６年余りの経済成長が平均資産を過去
最高水準に押し上げ、多くの豪国民が負債の負担に耐えることを支えた。
副総裁は「このバランスシートの構造は好景気時には富を生み出す上で極めて
効果的だが、それによって家計は、資産価値の下落を招く経済・金融ショック
や金利上昇のリスクにさらされるということを認識する必要がある」と述べた。
ニュースソース：ロイター
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