07/09/08 19:05:04
比“新日系人”が支援を訴え
フィリピン人の女性と日本人の男性の間に生まれて法的身分が不安定なままフィリピンで暮らす
いわゆる「新日系人」と呼ばれる子どもたちとその母親が、マニラ近郊で集会を開き、父親との
面会や子どもの日本国籍の取得などを求め、支援を訴えました。
フィリピンには、出稼ぎのために日本に渡ったフィリピン人女性と日本人の男性の間に生まれ、
さまざまな事情で現在はフィリピンで暮らす「新日系人」と呼ばれる子どもが数万人に上ると
推定され、その中にはいずれの国籍も持っていない人も多くいるとみられています。8日の集会は、
子どもたちを支援するNGOがマニラ近郊で開いたもので、およそ130人の親子のほか、
日本の弁護士や国会議員なども参加しました。集会では、「新日系人」を代表して27歳の
女性がスピーチをして「わたしは生まれてから一度も父に会ったことがありません。父に会って
愛していると伝えたいです」と涙ながらに訴えていました。また、37歳の母親は「息子には
フィリピンのパスポートもないし、出生届けも受け取ってもらえません。父親からの経済的支援が
ないために息子の将来が心配です」と話していました。「新日系人」をめぐっては、日本と
フィリピンの市民団体の支援で日本国籍を取得するケースも出てきていますが、まだ数に限りがあり、
会合を主催したNGOは今後3年かけてフィリピン全土で実態調査を行うことにしています。
NHKニュース 9月8日 18時4分
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