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フランスのサルコジ大統領は20日、子供への性的虐待など性犯罪対策に関する関係閣僚会議を開催、
再犯の恐れがある性犯罪者には、ホルモン療法による「去勢」措置や隔離施設への収容を行い、
刑期を終えた後も社会復帰を許すべきではないとの考えを強調した。
フランスでは、未成年者への暴行などの罪で18年間収監された男が、刑務所を出所直後の今月15日、
北部ルーベで5歳の男の子を誘拐、暴行した疑いで逮捕される事件が発生したばかり。サルコジ氏は
再発防止を誓い、11月までに法案をまとめる方針を示した。
サルコジ氏は会議後、小児への性犯罪常習犯らについて、刑期短縮を認めない考えを示した上で
「刑期終了後は医師が診察し、(再犯の)危険が認められる場合は隔離施設に入れる」と強調。
本人が同意すれば「ホルモン療法による化学的去勢」を行うべきだと述べた。
ルーベでの誘拐事件で逮捕された男は、出所直前の6月、刑務所内で医師から性的不能治療薬
「バイアグラ」を処方されていたことが判明、市民に衝撃を与えている。フランス公共ラジオによると、
医師は男の犯罪歴を知らなかったとしている。(共同)
ソース:産経新聞 (2007/08/21 09:11)
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