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◇欧米の視点から脱却を…南アが24時間国際ニュース放送
南アフリカの国営メディア、南ア放送協会(SABC)が24時間の
国際ニュース専門チャンネルを開設した。来年4月の本格スタートを
目標に7月末から試験放送を始めており、SABCは「世界のニュースを
アフリカの視点で伝えたい」と意気込んでいる。
ニュース部門の責任者ジカララ氏によると、米CNNや英BBCなど、
欧米の視点を中心とした従来の国際ニュースからの脱却を図るのが狙い。
特にアフリカのニュースはこれまで、貧困やエイズなど「ネガティブな
話題のみが伝えられがちだった」とし、「アフリカ諸国の結束や経済発展」など、
「前向きな話題」を伝えたいという。
現在は衛星放送を通じてアフリカや欧州の一部で放送しているが、
今後は中国での放送も予定。米国の放送局から問い合わせがあるほか、
日本での放送も視野に入れている。
欧米の既存支局に加え、中国やジャマイカ、ブラジルなどアフリカ以外の
取材拠点を増やし、自前のニュースを提供。現在は英語の放送のみだが、
来年4月以降はフランス語でも伝える予定。
SABCは国内の批評家などから「報道姿勢がアフリカ諸国の指導者や
南ア政権に甘い」との批判をたびたび受けているが、ジカララ氏は
「批判するべき時は明確に批判する。偏ってはいない」と強調している。(共同)
ソース(産経新聞)URLリンク(www.sankei.co.jp)