07/05/25 13:28:05
八木虎造。本職はプロカメラマン。04年、シチリア島パレルモで長期バカンス中、
現地の草野球チームに入ろうとして、うっかりプロ野球セリエA「バレルモ・
アスレチックス」のプロテストに合格してしまった野球素浪人だ。
「最初、草野球なのに何でお金がもらえるんだろう? って不思議でしょうがなかった(笑)。
シチリアはアメリカからの観光客が多くて野球観戦のニーズが高いんです。
野球のレベルは…ま、選手たちはみんな、休憩時間に遊びでやるサッカーのほうが
はるかに上手いですねぇ(苦笑)」
実は八木さん、本格的な野球経験は中学校まで(4番キャッチャー)。その後、
約15年間は趣味で草野球を続けてきた。イタリアでは2シーズン半プレーしたが
物足りなさを感じ、06年秋には野球大国キューバのトップリーグ2チームに
練習生として参加。だが、登録選手に至らず、この春リトアニアの
「カウナス・リトアニカ」に入団。助っ人外人として、6番セカンドのレギュラー
ポジションを獲得した。
「意外なことに、欧州ではドイツ、スペイン、あと東欧のチェコ、クロアチア、
ポーランドなど、野球に力を入れている国が結構あるんですよ。なかでも
大注目なのがリトアニア。全人口が約340万人、国土は日本の20%もなく、
野球チームは5つしかありません。でも、ロシアンパワーはすごい。いろんな国の
プレーヤーを見てきましたが、謎なバットスイングで150m級のホームランを打つわ、
変なフォームで140km/h超のストレートを軽く投げるわ、日本人の僕には
理解できないプレーばかりです。ただ、それ以外はとんでもなく下手。
守備、バント、盗塁などの小技は、多摩川あたりで野球している小学6年生にも
及ばないと思います(笑)」
そもそも野球に詳しい指導者が少ないため、まともなノッカー(ノックを打つ人)が
いないんだとか。八木さんのような日本人が各国で活躍すれば、世界の野球は
もっと面白くなるのかも!?
八木さんが見た、世界のビックリ野球エピソード
URLリンク(r25.jp)
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