07/01/23 21:32:07
国際海事局(IMB)海賊情報センター(クアラルンプール)は22日、海賊事件
(未遂も含む)に関する年次報告書を発表した。
2006年に全世界で起きた海賊襲撃事件は239件(05年は276件)と3年連続
で減少、この8年間で最低水準となった。
世界で最も海賊事件の多いのは依然としてインドネシア海域だが、件数は50件と前年
の79件から大幅に減少した。
海運の大動脈マラッカ海峡でも11件(同12件)とわずかに減った。
同センターは「船舶の乗組員が自主的に警戒措置をとったり、各国の海上治安当局が
パトロール強化に乗り出したことが功を奏した」としている。
一方で、件数が大幅に増えたのはバングラデシュ海域。47件と05年の21件から倍増し、
世界で2番目の海賊多発海域となった。
特に、バングラデシュのチッタゴン港周辺は「世界で最も危険な海域」で、ナイフなどで
武装した海賊が停泊中の船舶を襲い、船員から金品を巻き上げるケースが多発している。
アフリカでも増加傾向にあり、ナイジェリア海域(12件発生)では、乗組員3人が殺害
され、身代金目的で誘拐された乗組員も49人に上るなど、凶悪化が目立っている。
ニュースソース
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