【日韓】朝日新聞・牧野愛博特派員が韓国誌に寄稿:「余裕を失った日本が、韓国の成功に嫉妬してます」 ★3 [11/30]at NEWS4PLUS
【日韓】朝日新聞・牧野愛博特派員が韓国誌に寄稿:「余裕を失った日本が、韓国の成功に嫉妬してます」 ★3 [11/30] - 暇つぶし2ch2:犇@犇φ ★
07/12/02 14:49:29
>>1 からの続き】

日本は1990年代のバブル崩壊で、世界での地位が低下した。日本国内には、「我々もヨーロッパ
のオランダやポルトガルのように落日を受け入れて(国運が傾いたという意味)、それに相応しい
生活を楽しめば良いではないか」という声もある。しかし多数の世論は、「もう一度過去の勢力を
取り戻そう」という声を支持しているように見える。

もちろん「過去の勢力」というのは、盧武鉉大統領が心配する「大日本帝国時代」のものではない。
日本人は、1970年代に経験した高度成長時代の再現を望んでいるのだ。日本人たちは「老後に
年金がきちんと支払われるか」という漠然たる不安感を抱いている。不安を解消するために再び
朝鮮半島を占領するつもりは全然ないが、引き続きアジアの最大経済大国でありたいという考え
も持っている。そうした不安感が、隣で着実な経済成長を続ける韓国・中国への嫉妬に変化して
いるのだと思う。

この「嫉妬」をうまくコントロールして「健全な競争心」へ置き換えるのが政治家の仕事だ。政治家
がおかしくなれば官僚が歯止めをかけなければならない。しかし現在の日本は、政治家にも官僚
にも「嫉妬」がはびこっているようだ。

一方、韓国の人々にも指摘しておきたいことがある。今年11月初め、私は朝日新聞の一員として
青瓦台(大統領府)で盧武鉉大統領のインタビューに陪席する機会を得た。間近で見た大統領は
表情も口調も温厚で、大統領としての品格が漂っていた。

ただ、その発言には率直に言って首をかしげさせる点もあった。「日本の大部分の右派政治家は、
過去の栄光を取り戻したいと主張している」として、日本に植民地時代への回帰を追い求める動き
があるかのように語った。しかし右派政治家たちにそれほどまで過激な目標があるとは思えない。

大統領は非公式な席でも、こうした過激な発言を繰り返していると聞く。どうして日本人をこれほど
非難する発言をするのだろうか。

今年10月末に日本を訪問した金大中氏が、先ごろ発表された拉致事件報告書に関して「日本に
失望させられた」と述べたこともある。韓日両政府に対して「真相糾明の責任がある」とも主張した。
確かに日本は韓国と政治的決着を繰り返した。だが、そのように思うのならどうして自分の大統領
在職中に真相糾明を徹底的に行なわなかったのか。こうした事件は時が経てば経つほど関係者
が高齢化して解決が難しくなる。町村官房長官は「どうして大統領在職時に言わなかったのか」と
不快感を表明した。金大中氏の発言が麗水万博支持をためらう日本政府の態度を一層頑固にさ
せた可能性もありはしなかっただろうか思う。

麗水万博は必ず成功してほしい。そして、独島問題に関する韓国側の主張を大きく展開する機会
を得て、同時に日本にも反論の機会を与えれば良いだろう。そのように思うのは私だけだろうか?

★牧野愛博(まきの・よしひろ)朝日新聞ソウル特派員


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