07/11/19 14:40:31
【ワシントン=有元隆志】福田康夫首相は18日に放映された米CNNテレビとのインタビューで、
北朝鮮の核問題について、「近隣に脅威を与えるようなものを持つ限りは自立していくのは難しい。
今のままではいずれは消滅してしまうのではないか」と述べ、核兵器の放棄は不可欠と強調した。
インタビューは16日の日米首脳会談直後にワシントンで行われた。
首相は北朝鮮の現状について、「閉鎖的な国家で、人民は非常に不幸な状況にある」と指摘。
「経済自立を考えた場合、日本の経済的な協力も必要で、当然、拉致問題の解決も必要だ」と述べ、
日本が経済協力を行う前提として、拉致問題の解決を求めた。
インド洋での海上自衛隊の給油活動再開のための新テロ対策特別措置法案については、
「通るか通らないかはこの1、2カ月の問題だ。
その間に活動の重要性、意義を説明し、多くの人が賛同してくれることを期待する」と述べ、
今国会中での成立を目指す考えを改めて表明した。
中国の軍事力増強に関しては、
「今のようなペースで軍事力が増強されていくことになれば、将来大きな脅威になる」としながらも、
「攻撃的な軍事力を持てば脅威になるが、そういうことは許されない。
私はどちらかといえば、楽観的な立場にある」と述べ、日本にとって脅威にはならないとの見通しを示した。
米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題については、
首脳会談でブッシュ大統領から「しばらく問題があったとしても、解決できる」との説明があったことを明らかにした。
日本への影響については「極めて限られた部分」にしか影響はないとする一方、
「今、1国の経済はそれだけではすまない。
米国が経済政策をきちんとしていただくことが必要だ」と述べ、早期の問題解決を要請した。
ソース 産経新聞
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