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中国産カキを釣りエサと偽って輸入し、貝毒を含むかどうかの検査をしないまま食品として販売したとして、
厚生労働省などは16日、輸入業者の「イチバン貿易」(横浜市中区)に対し、
販売済みの中国産カキ405キロの回収を指導したと発表した。
厚労省は悪質な検査逃れとみて、食品衛生法違反の疑いで刑事告発することも検討している。
同省によると、食用の中国産カキは、過去のサンプリング検査で貝毒検出が相次いだため、
同法で、輸入業者は貝毒の検査が義務づけられている。問題の中国産カキは今月6日、
釣りエサとして輸入されたため、検査の有無がチェックされないまま成田空港検疫所を通過していた。
同省に「食用として販売される」との情報が寄せられ、横浜市とともに調査したところ、
一般消費者や飲食店に食用として販売されていたことが判明した。
一部は人の口に入っていたが、調べたところ、貝毒は検出されず、健康に影響はないとみられる。
(2007年11月16日23時52分 読売新聞)
ソース 読売新聞
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