07/11/07 18:10:59
先月30日夜11時ごろ、ソウル永登浦区のGカフェ。オシャレした客10人ほどがおしゃべりをしながら酒を飲んでいた。
白のミニスカートにグレーのTシャツを着て髪をアップにした20代、長い髪に落ち着いた雰囲気のジャケットとスカート姿でハンドバッグ
を肩から提げた40代など、幅広い年齢層の客たちが一つのテーブルに座っていた。ラメ入りのアイシャドーに真っ赤な口紅など、
皆化粧が厚く見掛けも派手だった。酔いが回って雰囲気が打ち解けてくると、皆が店内のカラオケに向かった。誰かが伴奏に合わ
せて歌い始めると、店内には低い声が響き渡った。
厚化粧をして女性用の服を着た彼らは皆、男性だった。
◆化粧がのると喜ぶ男たち
女装を楽しむ男たちがいる。クロスドレッサー(以下CD)と呼ばれる彼らは、自らの性のアイデンティティーを女性と認識するゲイと
は異なり、趣味で女装を楽しむ男たちだ。
この日の夜12時ごろ、カフェに入ってきた20代のある男性は、スーツにネクタイ姿で典型的なサラリーマンのように見えた。彼は店の
マネージャーであるハン某(38)さんに近寄り、「今日はアップします」と言って更衣室へと向かった。アップとはつまりドレスアップのことで、
女装するという意味だという。更衣室にはミニスカートからワンピースまで、女性服だけで100着以上準備されている。また、隣の扮
装室にはカツラや化粧品が準備されている。
カフェのマネージャーであるハンさんによると、この店を訪れる男性たちは20代から60代、職業も学生からサラリーマン、中小企業の
経営者などさまざまだという。大学生のシン某さん(25)は、「ある日鏡で自分の顔を見て、化粧をしたらかわいくなると思い女装を始
めた。化粧がうまくいって、隣の人がかわいいと言ってくれたときはとてもうれしい」と語った。
ソウルにはGカフェのようにCDたちが集まる専門カフェが4カ所ほどある。韓国のCDたちは一人で密かに女装を楽しんできたが、
1999年から2000年ごろネット上にコミュニティーができ、専門カフェで実際に会い情報交換を始めるようになったという。オフラインでは
まだ人目を避けているが、オンラインでの活動は活発だ。CDたちのネット上の集まりである「ラッシュ」は会員数が2万人を超える。
ダウムのあるCDサークルにも4000人余りが加入している。一人隠れて女装を楽しむ人たちも合わせると、韓国にはおよそ2万人から
3万人のCDが存在するものと推定されている。
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ソース:朝鮮日報
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