07/11/04 08:24:35
>>1の続き
韓国、血統主義捨てて開かれた社会に
人権=国民=国籍=血統につながる‘国家主義’は韓国も違わないというのが徐教授の考えだ。特に韓国
社会の華僑に対する差別の歴史は、日本の在日朝鮮の差別の歴史とあまりにも似ていると言う。徐教
授は「日本は出生地主義(血統主義と反対の概念、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは自国領
土内で生まれた場合、自国国民と見なす)を選ぶ場合、天皇制を維持する名分が消えるという理由」で
反対するが、「韓国が出生地主義を選べない根拠は何なのか」と問う。
これは韓国が日本の法を模倣して、日本式考え方をそのまま踏襲したという批判だ。また韓国社会が
日帝支配に対する‘独立’を‘純血主義に固執すること’と誤って判断するようになったわけもある
と指摘した。特に「出生地主義を選択すれば国家が搖らぐという考えを進歩的という人々さえいる」
と言う点に残念さを現わした。最近の低出産で働く人が不足だから外国人を受け入れなければならな
いという考えに対しても、他民族主義ではなく「利己主義にすぎない」と一蹴した。
徐教授は韓国が「東アジアで一番開かれた社会」を志向することを要請した。なぜなら「植民地支配
の被害を受けて来た国だから」だ。徐教授は自分が日本に帰化しない理由についても、‘国家主義克
服’という側面で見てくれるよう注文した。‘大韓民国国民としての愛国心’や‘朝鮮民族としての
民族意識’のためでは決してない、というのだ。彼は「人間待遇を受けたければ帰化しなさい、とい
う不正な圧力に屈服したくない」と言う。
在日朝鮮人が日本に居住するようになったのは、日本政府の責任であり、たとえこのような歴史的背
景がないと言っても、国家主義によって在日朝鮮人の人間的権利が侵害されてはならないと信じるか
らだ。