07/10/31 17:03:23
韓国気象庁の気象レーダー観測網では独島(ドクト、日本名・竹島)が正確に観測されないが、
日本気象庁は独島を自国の領土と表示しながら気象庁の気象レーダー観測網に含めて観測
してきたことが確認された。
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▲(日本気象庁がホームページ(www.jmp.go.jp)に掲載した「日本気象レーダー観測網」。独島
が日本領土として表示され、日本気象レーダー観測網の線内に編入されている。)
韓国気象庁の職員らはこうした事実も把握していないうえ、韓国気象庁が運用する気象レーダー
観測網の観測範囲からも独島は抜けている。 日本政府は気象庁の気象レーダー地図で独島
を自国の領土として表示し、気象レーダー観測範囲内に入れてきたことが分かった。
日本気象庁は国内気象レーダー観測網地図で、自国の領土を周辺国と区別するため黄緑色
で表示、独島も同じ色で表示している。 独島は日本島根県松江市所在の松江気象台から
レーダー観測装備で観測している。 島根県は2005年2月に「竹島の日」条例を制定し、韓国
国民の怒りを招いたことで有名なところだ。
気象庁は江原道東海市(カンウォンド・トンへシ)東海気象台の屋上にある気象レーダー観測
装備で鬱陵島(ウルルンド)海域を観測している。 しかし気象庁観測装備の有効半径は240キロ。
この半径では鬱陵島と独島の直前まで観測が可能だ。
東海気象台の関係者は「東海気象台のレーダー観測装備で見ると、独島の直前で途切れる」
と語った。 気象庁が保有する観測装備の最大半径は480キロだが、解像度や正確度が落ちる
ため、気象レーダーとしての機能は期待できない。 独島を気象レーダーで観測するのためには、
鬱陵気象台に観測装備を設置しなければならないが、鬱陵気象台には該当装備がない。
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▲(韓国気象庁(www.kma.go.kr)がホームページに掲載した気象レーダーメニューの中の分析
映像写真。 独島は気象レーダー観測網の線外にあり、観測網に含まれていない。)
気象レーダーは現在の気象状態を把握でき、一般観測装備では観測が不可能な死角地帯
までも観測が可能な装備であり、正確な予報のためには必須の装備。 気象庁はホームページ
でレーダー映像を合成映像と分析映像に分けて提供している。 注目すべき点は合成映像では
独島がレーダー観測網の射程圏内に含まれているが、分析映像では独島が射程圏外にあると
いう点だ。
これに関し気象庁観測技術運営課の関係者は、気象庁でも合成映像と分析映像を作成する
部署が異なるためだと釈明した。 この関係者は「気象庁で主に使用される半径240キロ射程圏
を持つ気象レーダー観測では独島が射程圏内に入らない」としながらも、「しかし国民からレーダー
映像に独島を一緒に表示してほしいという要求があり、合成映像には独島が気象レーダー観測
装備の射程圏に入るように表示している」と説明した。 実際には独島がレーダー半径に入って
いないにもかかわらず、世論を反映するという名目でレーダー半径に入っているかのように表示
しているのだ。
気象庁の別の関係者は「独島海域の気象観測は韓国よりも日本側が必要とする」とし「韓半島は
偏西風地域なので東海(トンへ、日本名・日本海)よりも西海(ソヘ、黄海)観測のほうがもっと重要
だ」という論理で問題の核心を回避した。
気象庁観測技術運営課の関係者らは、日本の独島気象レーダー観測に関する事実関係さえも
把握していなかった。 ある関係者は「日本気象庁のホームページを見たが、気象予報で独島は
表示されていないし、予報もなかった」と話すなど、事実関係を全く把握していなかった。
ソース:中央日報
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