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「中国人」標的のテロ相次ぐ パキスタン
2007.10.30 17:25
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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パキスタンで中国人へのテロや襲撃が相次いでいる。投資や貿易で中国の存在感が大きくなるにつれ、
イスラム過激派などがパキスタン政府に打撃を与える標的として価値が高まっているのが背景とみられ、
中国政府はパキスタンに安全対策の強化を求めている。
2004年5月、南西部の港町グワダルでバスが爆破され、中国人技術者3人が死亡した事件が皮切りだった。
同10月には北西部の部族地域、南ワジリスタン地区の誘拐事件で中国人技術者1人が救出作戦時に負傷して死亡。
昨年2月にも、南部ハブでセメント工場の中国人技師3人が銃撃されて死亡した。
今年6月、首都イスラマバードのマッサージ店をイスラム神学校の生徒らが襲い、中国人女性を含む9人を拉致。
この神学校が隣接するモスク(イスラム教礼拝所)での立てこもり事件があった7月には、北西部ペシャワル近郊で
オートバイ工場の中国人従業員3人が射殺された。
これら主な事件だけで死者は計10人。
約4000人(在パキスタン中国大使館)とされる在留中国人の数を考慮しても、無視できない多さだ。
7月にハブで起きた中国人技術者らの車列への爆破事件では、中国人に死傷者はいなかったが、
護衛の警官ら30人が死亡した。
テロの背景について、中国紙のイスラマバード特派員は「中国企業のプロジェクト参入がパキスタン政府への
支援とみなされている。中国人に危害を加えることで政府にダメージを与えようとする試みだ」と分析する。
パキスタン投資庁によると、06年7月-07年6月の中国のパキスタンへの直接投資額は前年同期比で約420倍と急増し、
7億1200万ドル(約815億円)に上った。この額は日本の10倍以上で、米国、英国、オランダに次いで第4位だ。
04年にテロがあったグワダルではアラビア海に面した港湾開発を中国が援助。
中国西部と中東を結ぶ「中国の西の港」とする戦略プロジェクトとみられている。
相次ぐ事件を受け、中国とパキスタンは8月、各州レベルで在留中国人の安全確保に当たる合同チームを
発足させることで合意した、と地元メディアが伝えた。
比較的安全とされるイスラマバードでも中国人は警戒に努めている。貿易会社と旅館を経営する陳宗東さん(44)は
「テロリストを避けるため、宿泊客はパキスタン人以外に限定している」と言い、中華料理店の女性店員(20)は
「なるべく外を歩かないようにしている」と話した。(共同)
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