07/10/25 14:09:01 株 BE:332934274-DIA(255555)
北海道大は24日、大学院メディア・コミュニケーション研究院の李明玉准教授(46)=中国籍、教育史=が
論文4本で盗用していたと発表した。逸見勝亮副学長は「本学で論文を盗用したケースは聞いたことがない。
盗用された方や学生に深くおわびしたい」と謝罪した。近く李准教授を懲戒処分する。
北大によると、職員課に7月、李准教授の盗用を指摘する匿名の告発メールが届いた。調査したところ、
李准教授が05年12月に発表した論文「『満州国』における国民教育と民族教育」の全17ページのうち
9ページについて、中国の研究者が00年に発表した論文からの盗用が認められた。
さらに、李准教授がこれまでに国内で発表した論文25本を精査したところ、07年3月に北大で発表した
1本と前任の共立女子大(東京都)時の2本でも盗用を確認した。李准教授は計4本について「比較の対象に
使っただけ。未熟だった」と弁明しているが、謝罪はしていないという。
李准教授は03年10月から北大に助教授(当時)として採用。中国語の授業などを受け持っていた。
北大は10月から李准教授を授業の担当から外している。逸見副学長は「採用の段階で盗用に
気付けなかったことも問題。しっかりと検証したい」と話した。【岸本悠】
毎日新聞 2007年10月25日 0時28分
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