07/10/24 16:30:26
「アフガニスタン人質事件も、蓄積された韓・中東間文化交流があったとすれば、
人質が殺害される悲劇を防げたかもしれない」。
第１回韓・中東フォーラム出席のため韓国を訪問したカタールの
シェイク・マシュアル・ビン・ザシム・アル・サニ王子（４４）は
「文化と経済をつなぐ韓・中東交流だけが政治的な問題を解決できる」とし、このように述べた。
アル・サニ王子はカタール国王の従弟で、韓国の文化観光部（文化部）にあたる
文化・芸術・遺跡委員会の委員長。 ２３日、韓・中東フォーラムが開かれた
ソウル三成洞（サムソンドン）インターコンチネンタルホテルで、
アル・サニ王子に韓・中東関係の現状と今後の展望について尋ねた。
－－韓・中東フォーラムはどのように発展すべきか。
「今回の韓国訪問で、両地域間の交流の歴史は１０００年近くになることを知った。
これから頻繁に会って交流しなければならない。 中東文化院の開院と
韓・中東フォーラムの定例化はその交流の第一歩だといえる」
－－中東から見る韓国の姿は。
「韓国人はお金だけを好むと思っていた。 カタールからガスを輸入する国の一つだという
イメージを持つ人も少なくない。 昨年のアジア競技大会を通じて韓国に対する認識が大きく変わった。
文化・体育交流がお互いを理解するのに最善の方法だ」
－－文化交流を強調する理由は。
「交流をする際、文化は基本だ。 韓国だけでなく多くの
ヨーロッパ国家も石油需給線の確保を安保と連結している。
文化的な理解と交流が深まるほど石油需給線は確固たるものとなる」
－－最近の原油高騰に対し、懸念の声が高まっているが。
「原油価格はわれわれにとっても悩みの種だ。 過度に上がれば結局、
われわれが輸入する工業品の価格も上がる。
市場の需給論理に基づき適正なラインが維持されなければならない」
－－アフガンでの韓国人人質事件を知っているか。
「よく知っている。人質２人が殺害されたのは遺憾だ。こういう部分が
両地域間の文化理解の重要性を物語っている。
中東の文化を理解すれば布教活動はしていなかったはずだ」
－－韓国は初めての訪問か。
「今回が初めての訪韓になる。話は聞いていたが、こんなに美しい国とは知らなかった。
現代的なソウル市内を見ると、ヨーロッパを連想する」
ソ・ジョンミン中東専門委員（韓国外大教授） 中央日報
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