07/10/20 09:31:46
【北京=佐伯聡士】
多数の女性信者に性的暴行をしたとして国際手配され、
今年5月に中国国内で拘束された韓国のカルト集団「摂理」の教祖、
鄭明析(チョン・ミョンソク)容疑者に対して、中国遼寧省の高級人民法院(高裁)が、
韓国側への引き渡しを認める決定を下したことがわかった。
関係筋が19日明らかにした。
鄭容疑者の身柄は、最高人民法院(最高裁)と中国政府の承認が得られ次第、
犯罪人引き渡し協定に基づいて韓国側に引き渡される予定だが、少なくとも2~3か月かかるとみられる。
同筋によると、中国公安当局は5月1日、韓国側の要請を受けて、鄭容疑者を北京で拘束、
東北部・遼寧省鞍山市の公安当局で取り調べを行ってきた。
同省高級人民法院が9月28日に韓国への引き渡しを決定した。
「摂理」は韓国人の鄭容疑者が1980年ごろ創設。
99年に鄭容疑者の女性信者への性的暴行がテレビ番組で暴露され、鄭容疑者は国外に逃亡した。
日本には87年ごろ進出し、多数の日本人女性信者の被害も明らかになっている。
(2007年10月20日3時2分 読売新聞)
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