07/10/20 09:17:43
大阪の観光関連企業が海外からの観光客の誘致策を加速している。
関西国際空港発着の国際線便数が順調に拡大する中、
大阪を訪れる外国人観光客は昨年度過去最高を更新。
今年度もこれを上回る勢いだ。こうした流れを取り込もうと在阪のホテルや旅行会社は顧客獲得に躍起。
観光・集客産業を軸とした成長戦略が軌道に乗ってきた。
スイスホテル南海大阪は20日からホテルの宿泊客を対象にした無料のウオーキングツアーを始める。
海外客などからの要望に対応したもので、毎日開催し、ホテル周辺の観光スポットを巡る。
近鉄ホテルシステムズ(大阪市)は米スターウッドホテル&リゾートワールドワイドと
フランチャイズ契約を締結。
大阪市の都ホテルの名称を4月から「シェラトン都ホテル大阪」に変更した。
これまでより知名度が高い米ホテルチェーンとの提携で、
アジアなど海外からの送客が「順調に増えている」と言う。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は香港、韓国、台湾に加え、4月にタイに出張所を開設した。
現地でUSJをPRし集客につなげる。
JTB西日本(大阪市)も今春から台湾観光客向けの無料の大阪情報誌を発行、
台湾の旅行会社や航空カウンターなどで配布している。
今後は韓国や中国観光客向けも計画する。
大阪商工会議所は製造業のものづくり現場などを巡る産業観光を強化する。
中国などアジアからの旅行客を増やす狙い。
今後は堺など他の商工会議所や自治体との連携も検討し、工場や物流施設などにも見学コースを広げる。
関西広域機構も今年度中に観光情報の海外発信を始めるほか、
大阪などで外国人向けのバスツアーも企画する。
2007年の関空の国際旅客便の就航便数は夏ダイヤで週605便と、6年ぶりに過去最高を更新した。
8月に第2滑走路の使用が始まったほか、官民連携での路線誘致活動も積極化しており、
冬ダイヤでもこうした勢いが続く見通しだ。
写真 外国人観光客らでにぎわう通天閣かいわい(大阪市浪速区)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
ソース ニッケイネット関西
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