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「いい加減にしろ韓国」 豊田有恒 平成6年 詳伝社
決して感謝されない日本の技術援助
ぼくの友人T氏が、提携先の製鉄会社の社員である。かれの依頼で、その会社の独身寮で講
演を頼まれたときのショックは、いまだに忘れられない。かれは、「うちの会社には、韓国が好き
な人間は、一人もいないでしょう」と言った。
ぼくも見学してきたが、韓国の浦項製鉄は、日本の最新鋭工場と、同じレイアウトになっている。
単一工場での出銑能力では、日本と同じだが、人件費などの相違から、受注量がいまや日本を
しのいでいる。だから、単一の工場では世界最大の生産量ということになる。
この工場の建設にあたっての苦労話をさせたら、日本最大のこの製鉄会社の社員には、いくら
でも言い分はある。「確かに契約として、会社として、やったことでしょう。だけど、それだけじやな
いんです。日本人は韓国に負い目を持っています。だから、このプロジェクトを成功させなけりゃ
いけないという使命感をみな持っていました。サラリーマンだって、生身の人間です。ほんの一言
でいいんです。韓国語にも、ありがとう--カムサ・ハムニダって、言葉があるでしょう。要は、気分
の問題なんです。日帝36年を持ち出されると、こっちとしては、なにも言えません。うまく言えないけ
ど、すべて終わったあとで、ぜんぶ自分たちがやったっていう態度にでられると、こっちとしても我慢
しなけりやいけないと判っていても、割り切れない気持ちになるんです」友人を通して、このとき知り合
った製鉄会社の同僚は、こう言ったものだ。
この類の日本人の不満は、あちこちで聞かされた。
ソウル市の地下鉄一号線は、日本の資金と技術援助で完工した。だが、その開通式にあたっては、
日本の援助には一言も言及されなかった。(以下略)
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