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朝鮮通信使、都大路で再現 民団京都府本部、11月３日に行列
10月9日20時0分配信 京都新聞
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朝鮮通信使の来日４００周年を記念して、通信使を再現した行列を１１月３日に京都市中心部の
御池通や河原町通で初めて実施する、と韓国民団京都府本部は９日に発表した。
上田正昭・京都大名誉教授ら呼びかけ人は「日韓両国が誠心から交わったことに学び、現代の
親善を深めたい」と話している。
行列は金有作・韓国民団府本部団長や仲尾宏・京都造形芸術大客員教授ら５人が呼びかけて実施する。
金団長によると、朝鮮通信使にちなんだイベントは山口県など全国各地で開かれているが、韓国民団が
主催するのは初めてという。
伝統衣装を身に着けた正使や副使をはじめ舞踊団や打楽器隊などの約２５０人が午後１時に御池中
（中京区）を出発し、河原町御池－四条河原町－祇園石段下（東山区）まで約１・６キロを約１時間半
かけて練り歩く。出発に先立つ午後零時半から、御池中で日韓両国の「国書」交換や韓国舞踊などの
式典を催す。
上田名誉教授によると、朝鮮通信使は豊臣秀吉による文禄・慶長の役の戦後処理として良好な外交関係の
樹立をめざして始まり、舞踊などさまざまな文化をもたらしたという。上田名誉教授は「民衆もふくめて一行を
熱烈に歓迎し、友好を深めた通信使の再現は、現在のアジア各国と親善を深めるうえで意義深い」と話している。