07/10/09 13:29:07
ハングルの日、イメージロゴ
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デジタル時代、新世代たちは文字にもオリジナリティを求める。自分だけのブログ、
自分の感情を表現する文字メッセージを作って発信するためだ。2005年8月から
約240種の文字サービスを提供するサイワールドは、毎日2万5000の文字が消費されている。
人気スターたちの手書き文字を応用した携帯電話背景画面に続き「折鶴体」
「端雅体」など伝統美学を連想させるフォントが人気だ。文字メッセージ用のフォントは
1日1000件以上取り引きされている。名づけて“オーダーメード型フォント市場全盛時代”だ。
23年間、文字開発に没頭してきたサンドルコミュニケーションのソク・クムホ代表は
「フォントの外注製作市場規模はおよそ年間300億ウォン台」と推算する。
企業も同じだ。企業イメージ統合のためのBI(Brand Identity)、CI(Corporate Identity)で、
ひいてはTI(Typography Identity)という概念も登場した。単純にロゴを新たに作る水準ではなく、
その企業だけの独自の字体を開発しようとする需要を反映した言葉だ。2003年、
現代(ヒョンデ)カードの「Youandi」、2005年、アモーレ太平洋(テピョンヤン)の「アリタ体」に続き、
今年は三星(サムスン)グループの「三星体」、SKテレコムの「モバイル専用書体」など
企業ごとに自社イメージを表すための文字開発が盛んだ。伝統的にハングルに関心を傾けてき
た印刷出版側は言うまでもない。本のデザイナーチョン・ビョンギュさんは「本の表紙の文字は
既存文字を活用せず、本の内容に合わせてそのたびに開発する「1本1字体」がトレンドだとし
「これは多様なデザイン変化が可能なハングルの特性による」と話した。
▽ハングルの子音が三角・四角・丸という造形の基本3要素を取り揃えている
▽母音には造形的変化の座標の役割をする垂直線と水平線がしっかり入っている
▽羅列式であるアルファベットと違い、初声・中声・終声を3層に重ねる建築的構造になっており、
多様な文字開発が可能だ―というのだ。
こうした「ハングルフォント全盛時代」がコンピューターとインターネットが大衆化した
21世紀の産物という点はいかにも意味深長だ。2進法に画一化されたコンピューター使用により
手で書くことが珍しくなり「筆記体」という概念が消えるかと思った世間の予想がいい方に引っ繰り返ったのだ。
ハングルはまた芸術だ。
昨年、デザイナーのイ・サンボンさんは声楽家のチャン・サイクさんの手書き文字を応用した
ファッションショーをパリで開いたのに続き、先月30日にもハングルを利用した新作を
パリコレクションで発表した。手書き文字は「カリグラフィーとして映画ポスター、
商標などに多様に使われる。彫刻家のキム・ヌリ、文字デザイナーアン・サンス(弘益大教授)さんの
手にかかれば、そのものが芸術造形物になる。現在、ソウル鍾路区東崇洞(チョンノグ・トンスンドン)
セッテ博物館を訪れれば芸術作品として形象化したハングルの変身を見ることができる。
今日(9日)は561周年ハングルの日。また大衆の注目を集めるようになったハングルを記念する
行事があちこちで開かれる。国立国語院デジタルハングル博物館では「昔のハングル手紙展」を開催する。
朝鮮時代王室、士大夫、庶民たちがハングルで書いた手紙を見ることができる。
訓民正音学会もこの日、創立記念学術大会を開催する。
クォン・グニョン記者 <young@joongang.co.kr> 中央日報
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