07/10/06 01:46:35
ロシアの好景気、色丹島にも
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好景気に沸くロシア。その波が、北方領土にも押し寄せています。
ビザなし訪問団が色丹島を訪れました。同行した記者が見た島の現状です。
戦後62年、ロシアの実効支配が続く北方領土の一つ、色丹島―。
島には、1994年の地震で崩れたという建物が、いまだに無残な姿をさらしていました。
島の幹線道路も、まだ舗装が進んでいません。
そんな島に、一際目立つ近代的な建物がありました。穴澗小中学校です。
およそ1年前に建てられたばかりの小中学校には、
真新しい体育館に、日本製のミシンが並ぶ実習室―、さらに、歯の治療室までありました。
(穴澗小中学校・ロージナ校長)
「以前前は恥ずかしくて、言えなかったが、北海道からも通って下さい」
学校は、島民の自慢です。同時に、色丹島のロシア支配の象徴でもあります。
それは、なぜか―?学校はロシア政府の予算で建築されたからです。
(レフ・セドゥィフ・穴澗村村長)
「今後、800軒の住宅の建築が予定されている」
北方領土で、大規模な開発計画が進行している。
訪問団との対話集会で、日本人を前に穴澗村の村長は、
島の経済発展について、誇らしげに語りました。
取材中、その一旦が垣間見える場面に、出くわしました。
島の雑貨店です。店内には、中国や日本など、外国製品が多く並んでいます。
このような店も、この数年間で増えたといいます。
(10年前にも島を訪れた中川浩さん)
「びっくりしました。店が増えているとは聞いたが、
こんな洒落て、品も豊富とは想像もしていませんでした」
島に注がれるロシア資本―。
ここにも、ロシアの好景気の影響が現れています。
確実に進む、ロシアによる島の開発は、返還問題にも、影響を与えそうです。
★ ソースは、札幌テレビ [日本] とか。
URLリンク(www.stv.ne.jp)