07/10/04 17:43:50 株 BE:642087296-DIA(251072)
>>1の続き
■「パーティー代 払ってやった」
「10年ほど前、ある人の紹介で許宗萬責任副議長と新宿の韓国料理店で食事をした。会ったのは
1回か2回だけ。親しいというわけではない。面識がある程度だ」
加藤紘一元自民党幹事長は朝鮮総連の許責任副議長との交流をこう説明する。加藤氏は、
元総連中央財政局副局長の韓光煕氏が自著「わが朝鮮総連の罪と罰」(文芸春秋社)で、許責任副議長と
親しくしていた政治家たちの一人と記述されていた。
加藤氏が北朝鮮との窓口役を務めていたのは1995年、自民党政調会長の時である。北への50万トンに及ぶ
コメ支援を主導していた。
記者が工作資金を尋ねたところ、加藤氏は「総連はコメ支援の答礼パーティーを開くといって、政治家や
関係省庁の役人を招いた。ところが総連は『カネがない』というので、私らが払ってやった。総連には
配るカネなんかないよ」と語った。パーティー代を肩代わりする関係だったようだ。
韓氏が記述した政治家たちには他に自民党や旧社会党の現・元幹部などが並ぶ。
別の元総連幹部は「2002年9月の小泉純一郎首相の訪朝以来、許責任副議長は首相秘書官と親しくしていた。
総裁派閥の森派(現町村派)幹部とも温泉地でこっそりゴルフをするなど、政権との関係強化に躍起だった」と明かす。
許責任副議長はこうした政治家たちとのパイプを足がかりに総連の最高実力者に上りつめていった。
最大の功績は本国からの総連中央に課せられた資金捻出(ねんしゅつ)に成功したこととされる。
財政担当副議長に就いた80年代後半はバブル経済下で、都市部の地価は倍々ゲームで上がっていた。
許氏が目を付けたのは、土地転がしであり、その対象は、日本全国で38組合、176店舗、預金総額2兆円超を
有した朝銀信用組合だった。
全国の朝銀は幹部人事を握る総連中央に命じられるままに、総連傘下団体の不動産を担保として
その価値を大幅に上回る過剰融資や無担保融資を繰り返し、乱脈経営の限りを尽くした。融資金の一部は、
北朝鮮への献金として総連経由で横流しされた。
しかしバブル崩壊とともに、97年5月の最大手の朝銀大阪を皮切りに次々と経営破綻(はたん)に追い込まれ、
2002年12月までに朝銀破綻処理に日本国民の血税である公的資金1兆4000億円が投入されたのだ。
ところが、巨額の公的資金をつぎ込んだ朝銀について、01年11月に警視庁が総連本部を強制捜査するまで
不正は一切表面化しなかった。
故金丸信元自民党副総裁が総連元幹部らによる外国人登録法違反事件に対し、捜査を拡大しないよう
警察庁に求めたこともある。
閣僚経験もあるベテラン国会議員は許責任副議長とのパイプに加え、朝鮮労働党で対南工作を仕切る
金養建・統一戦線部長と20年来の親友であると披瀝(ひれき)して、こう豪語した。
「私は北から最も信頼されている日本の政治家だ。拉致は後回しでいい。まず日朝の国交を正常化しないと
何も始まらないよ」
北朝鮮や朝鮮総連による工作で日本国は融解してしまっているとしかいいようがない。(高木桂一)