07/09/29 17:39:13
京都観光 無資格通訳ガイド横行 ネットで集客/在日外国人ら20人超
古都・京都の祇園や東山などで、外国人観光客向けに在日外国人が無資格で通訳ガイドを
行うケースが横行していることが29日、分かった。インターネットで直接集客したり、
観光パンフレット程度の知識でガイドする外国人もおり、業界団体は「容認しがたい無法状態。
日本の歴史や文化が誤解されては国益を損なう」と危惧(きぐ)。是正する有効な手だてはなく、
所管する国土交通省は「まずは制度のPRが先決」としている。
全国の通訳ガイドでつくる「全日本通訳案内士連盟」が、外国人に人気のある観光地、
西陣織会館(京都市上京区)や清水寺(同市東山区)などの周辺で、これまで計8回の
実態調査を実施。その結果、在日外国人を中心とする20人以上の無資格ガイドを確認した。
通訳ガイドは通訳案内士法で国家資格が必要と定められているが、無資格ガイドは
中国や韓国などアジア系外国人が多く、大学に留学中の学生らがインターネットで直接集客し、
自ら観光客を案内する例もあるという。
同会館で台湾からの観光客約20人を案内していた女性は実態調査に対し、無資格であることを
認めたうえ、「沖縄に留学した経験があり、日本の歴史や地理は旅行本などで勉強した」と説明。
日当1万5000円で別のグループをガイドしていた無資格の男性は資格が必要なことを知らず、
「恥ずかしい。資格を取る」と話したという。
一方、中国からのツアーを案内していた男性は「中国語圏からの観光客は多いのに、資格を持つ
ガイドは不足している。われわれが自由に仕事ができるようにすべきだ」と正当性を主張したという。
こうした状況に対し、同法を所管する国土交通省も全国の観光地で実態を調査。京都市の清水寺周辺と
金閣寺周辺で平成17年度に実施した調査では、ガイドをしていた13人中9人が無資格で、18年度に
京都と大阪で行った調査でも13人中6人が無資格と確認した。
(>>2以降に続く)
産経関西(2007/09/29 16:25)
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