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★【記者手帳】外国の警察は恐いけど自国の警察は…
「ダウン、ダウン、FTA」
韓国と欧州連合(EU)との間の第3次自由貿易協定(FTA)交渉が行われているベルギーの首都・ブリュッセル
にあるシェラトンホテル。その目の前で、赤いはちまきにベストを着込み、FTA反対の旗を持ってスローガンを
叫んでいる韓国人たちがいた。韓国人には見慣れたものでも、ブリュッセルの人々にはあまりなじみのない光景だ。
デモを行っているのは、「韓国EU間のFTA阻止」を掲げ、韓国からやって来た「遠征デモ隊」だ。農民団体の
会員が多くを占める約30人の遠征デモ隊は、今月17日(現地時間)からブリュッセルで韓国EU間のFTAに
反対し、集会を開いている。初日には交渉が行われているシェラトンホテルやEU本部の近くで記者会見を開き、
スローガンを叫んだ。18日には雨の降る中、今や反FTA運動の「登録商標」と化した
「三歩一拝(3歩歩く度に拝む行為) 」を行った。ゴングやドラ、太鼓なども登場した。たまに好奇心の入り交じった
視線を向けられることはあっても、全体的にブリュッセルの市民の関心は低調だ。
集会の最中に、デモ隊の一部が歩行者の通行を妨げたとして現地の警察に注意を受けたが、デモ隊は素直に
警察の指示に従った。デモ隊は当初から「合法的なデモを行う」と発表しており、実際にその約束を守ろうと
努力しているようだった。これにはホッとさせられるとともに、なぜ同じ反FTAデモ隊でも、活動の場所が国内か
海外かによってこれほどまでに違うのかという思いにとらわれた。
昨年7月の第2次韓米FTA交渉の際には、暴力デモがソウルの都心をまひさせ、昨年11月のデモではいくつか
の地方で公共施設の占拠や放火などといった犯罪行為が横行した。韓国政府が「暴力デモに対する厳重処罰」
を打ち出しても、デモ隊はひるみもしなかった。
韓国で行われた反FTAデモの場合、合法デモの約束が守られたことはほとんどない。韓国でデモを行うときは、
法を無視しても構わないと思っているのだろうか。もしかすると外国の警察は恐れながらも、韓国の警察や
公権力は見くびっているのではないだろうか。そうだとしたら、何が原因でそうした風潮が生まれたのだろうか。
ブリュッセル=全洙龍(ジョン・スヨン)記者(経済部)
(朝鮮日報/朝鮮日報JNS 2007/09/20 17:07:12)
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