07/09/20 02:24:29
(>>1のつづき)
韓国人のこうしたキリスト教への情熱はどこからくるのか。
韓国の教会を経験した日本人が一様に驚くのは、牧師の情熱的な説教ぶりと信徒たちの無我・陶酔ぶりだ。
そして韓国には世界最大という体育館のような巨大教会があり、歌や音楽を交えたイベント風の大がかりな
“宣教風景”が見られる。
先ごろ日本で韓流スターまで動員した“宣教イベント”で2万人以上を集めたさる教会は「過去を問うな」「ともに
手をたずさえ日本救済」を強調し日本での布教に情熱を燃やしている。
この教会で最近、洗礼を受けキリスト教徒になった「韓国最高の知性」といわれる作家の李御寧・元文化相
(73)は日本でも『「縮み」志向の日本人』の著書で知られる知日派だが、家族の病気など苦悩克服を
きっかけに入信したという。
李御寧氏は韓国人の宗教的情熱について「韓国人は日本人より霊的なものにはるかに強く反応する」と“霊性”
を強調する。宋復・延世大名誉教授(社会学専攻)も韓国におけるキリスト教の隆盛の背景について「急速な
産業社会化と韓国人の気質」を挙げている。
霊的、神的なものに身を寄せ、それに没入・一体化することで心理的安定を得ようとする傾向が強いというのだ。
東京特派員の経験がある知日派の崔●周氏も「韓国人の国民性」を指摘する。「韓国人は何事にもすぐ一生
懸命になり、感情的とみられるほど情熱的で、しかも自己主張が強く、自分が良いと思うとそれを他人にも
押しつけたがる性格」があり、それが信仰と布教への情熱になっているというのだ。
韓国キリスト教の“攻撃的な性格”は米国キリスト教の影響という説があるが、一方では「米国キリスト教では
その時代はもう過ぎている」(教会関係者)ともいう。
しかし韓国キリスト教は国内的にはすでに飽和状態というのが一般的見方だ。その分だけ海外進出が活発に
なっており、キリスト教の不毛地帯(?)といわれてきた日本での近年の“挑戦”はその一環とみられている。
(了)