07/09/19 20:27:23
「母の国・ニッポン 父の国・韓国」―日本の民主党に所属する白真勲(はく・しんくん)
議員が持つ名刺にはこう書かれている。
ソウル市内のホテルで開かれている第1回世界韓人政治家フォーラムに出席した
白議員は、聯合ニュースのインタビューに応じ、「次の世代の在日同胞の韓国に対する
帰属意識が弱まっているだけに、永住外国人としての地方参政権問題に同胞社会が
関心を持っている」と日本と同胞社会の最近の動きを伝えた。
日本人の母と韓国人の父の間に生まれた在日2世で、2003年に日本国籍を取得。
翌年の参議院議員選挙で民主党から比例代表で出馬し当選した白議員は、自身が
韓国系であることを隠さず遊説活動を行い話題を呼んだ。韓国系であることを明かして
日本の政治家になったことから、韓国と同胞社会が歓迎してくれたことをうれしく
思っており、出自を隠して政治家になったわけではないため肩が軽いと気分を述べた。
南北首脳会談の見通しについて聞くと、すべての外交の大きなポイントは会って
話すことだと一般論を述べながらも、「期待することはいいが、期待感を持ちすぎない
ほうが、意外と結果がよかったとの話ができる」との考えを示した。
また北朝鮮による日本人拉致問題では、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が
拉致した日本人を解放すると決断を下せば解決できるとし、日本の次期政権を自民党が
続けるとしても、日本人拉致問題の解決は絶対に放棄しないというのが一般的な見通しで、
拉致問題と関連した新内閣のスタンスは今と同様のものになるとの見方を示した。
一方、日本での在日韓国人の政治力を強化するための方策についてたずねると、
「(投票権はなくとも)同胞社会が政治力を表現できる方法を研究すべき時が来たので
はないか」と問い返した。また、「いまの韓国とはなにか」を問う質問では、しばし熟考した
後「心の中にいつもある国」と答えた。
白議員は同日のフォーラムで、日本地域の主題発表者として発言し、「わたしが過去に
韓国人だったことを知りながら支持してくれた20万人の日本人に感謝し、長期的には
200万人に達する日本の外国人を日本人と平等に待遇する環境を作るために努力したい」と抱負を述べた。
ソース:聯合ニュース
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