07/09/17 17:44:19
韓国系米国人の政治力拡大に努めている
ニューヨーク・ニュージャージー有権者センターのキム・ドンソク所長は最近、
理想と現実のギャップを実感させられたという。
すべての韓国人が「歴史的快挙」として歓迎した米下院による慰安婦決議案採択。
だがキム所長は現在、その事後処理に悩まされている。
ニューヨークとニュージャージー州に本部を置き、ユダヤ系米国人の活動をモデルに
韓国系米国人の政治力向上に取り組んで以来、十数年。
キム所長はほかの韓国系団体と力を合わせ、慰安婦決議案の採択を求めて
ニューヨークの韓国系米国人たちをワシントンに派遣し続けてきた。
直接議員たちと会い、手紙やファクス、電話で訴え、署名運動を繰り広げて
日本の卑劣な姿勢や韓国の立場について広報してきた。
キム所長は韓国政府が外交上の働きかけばかりに頼っている中、民主主義的な草の根運動に訴えた。
米国議会の議員たちにとって最も重要なのは、自分たちの政治的基盤を強化するため、
票や政治資金を確保することだ。
そのため、米国内の韓国系有権者らの政治的支援を打ち出すことで、議員らに働きかけてきた。
そしてその草の根戦略は成功した。日本の激しいロビー工作を受け、
意識的に韓国から関心を遠ざけていた米国の議員らを説得するのは容易ではなかったが、
今年7月末、ついに決議案の採択が実現した。
だが、もし韓国政府の外交努力だけに頼っていたらこうしたことが実現できただろうか。
キム所長は、圧倒的な日本のロビー攻勢に押され、決議案の採択までは辿り着けなかっただろうと語る。
ニューヨーク=金起勲(キム・ギフン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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