07/09/16 11:45:16 株 BE:499401667-DIA(250072)
■ところで、日本が対中国に発信する文化情報で、もっとも影響力があるものはアニメ・漫画ではなかろうか。
それを強く思い知ったのは、今回のイベントの本番(15日)ではなく、前夜に日本大使公邸で開かれた
レセプションであった。このレセプションは、日中の財界・政界、文化界のVIPが招かれ、
酒井法子・日中文化・スポーツ交流年親善大使が主賓席に座ったほか、映画「山の郵便配達」で
日本でも知られている霍建起監督や、女優の陶紅なども姿を見せたそれなりに格式のあるパーティである。
■さて、私はのりピーの写真を押さえたり、日中の財政界人にぶら下がったりして、会場の片隅で
記者としてのふつうの仕事をしていたのだが、なんと、突然、そのパーティ会場で、
「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメの主題歌の「晴れ晴れユカイ」が流れ出して、どびっくり。
顔をあげて、前の方をのぞくと、コスプレ姿の中国人学生が踊っていた。
■一般の人はこの「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメがいったいどんなものか、ご存じないだろう。
実は私も、最近になって知ったのだが、これが世間でいうところの萌えアニメの最近の代表作で、
日本に〝ツンデレ〟という言葉を流行らせたきっかけになったアニメらしい。そして、このアニメの
主題歌に会わせて、アニメキャラクターが踊るダンスがあるのだが、これをまねて踊るのが、
オタクのメッカ・秋葉原ではやっている、らしい。(一昔のタケノコ族みたいな人たち?)
■その同じダンスを、北京外語大の学生や人民大学の学生たちが、完璧なまでに踊り、
日中VIPから拍手を浴びていた。実は、この出し物の前に、日本の誇るアニメとして
「ドラえもん」が紹介され、日本語を勉強する中国人学生たちが声を当てる「アフレコイベント」も
催されていたのだが、それはあまり気にとめていなかった。「ドラえもん」は、アニメ界では
無形文化財的な格がある。子供からお年寄りまで、国境を越えて愛される超優良アニメ。
しかし、涼宮ハルヒは、秋葉原の〝おおきいお兄ちゃん〟が愛好する、〝萌え〝がメインテーマ。
こんな怪しいアニメを、中国文化省や中日友好協会のお偉方が列席するパーティで、
日本文化として誇らしげに紹介しても大丈夫なのか??
>>2以降に続く
(一部を省略しています)
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