07/09/15 17:57:10
台湾の陳水扁総統は14日、ニューヨークの記者団とテレビ回線を
通して会見し、台湾の国連加盟の是非をめぐって来年3月に予定して
いる国民投票を米国が支持しないことについて、強い不満を表明した。
陳氏は、米国が支持しないのは、中国の反対や脅威が理由だと主張。
そのうえで、「民主主義のリーダーとして、なぜ米国は中国にノーと
言えないのか」「なぜ米国は中国に対し、片手で台湾の230万人の頭に
銃を突きつけ、もう片手で台湾の首を絞めるようなことはしてはならない
と表立って言えないのか」と米国を非難した。
陳氏はまた、台湾の世論調査では4分の3が国連加盟を支持するとの
結果が出ていると説明。国民投票は、台湾の人々の意思を国際的に
表明する最善の方法だと述べた。
さらに、「過去数十年間、米国は台湾を支えてきたのに、いまや台湾の
民主主義は鳥かごの中に閉じこめられてしまっている」「米国は、台湾
との関係よりも北朝鮮との関係を良くしたいと思っている」「米国は、
コソボは独立すべきだと信じているのに、なぜ台湾については、支持したり、
少なくとも気にかけたりすることができないのか。台湾はそんなに価値が
ないのか」などと厳しい調子で米国を批判した。
台湾は「中華民国」の名前で国連に加盟していたが、1971年に国連
での代表権が中国(中華人民共和国)に移されたのと同時に、加盟国の
地位を失っている。
ソース(CNN) URLリンク(www.cnn.co.jp)
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